ホタルの写真を幻想的に撮影する方法
初夏に入りました。
日本では、初夏の風物詩といえばホタルですね。
なんともいえない幻想的な光はとても風情があります。
今回はそんな幻想的ホタルの写真を撮影する方法をご紹介します。
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ホタルの生態・見られる場所
ホタルは本州より南の水の綺麗な場所で観ることが出来ます。
湿度が高い5月の下旬から6月の中旬に観察することが出来ます。
オスがメスとの交信のために発光しますので、周りが暗くないといけません。
特に強い光を嫌いますので、現地に着いたら車のライトを消し、光の出るものの使用は極力避けましょう。
ホタルが最も多く飛ぶ時間帯は午後7時30分~9時頃です。
その時間に撮影を行うと光が乱舞した写真が撮れると思います。
ホタル撮影で必要なもの
- 三脚
真っ暗な中、微弱な光のホタルを撮影しますので、長時間の露光が必要です。そのためにはどうしても手持ちでの撮影は困難です。
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- レリーズシャッター
シャッターボタンを押す際にカメラがブレてしまうことがあります。また、長時間露光のBulb撮影を行いますので、レリーズシャッターも必要です。無い場合は、セルフタイマーを使用してもいいです。
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ホタル撮影のカメラセッティング
デジタル一眼レフカメラの撮影モードは「マニュアル」に設定します。
シャッタースピードはバルブ(Bulb)に設定。
レンズの絞りは、撮影する状況により変えますが、撮影する周りに光を放つものがなければ開放値(絞りを開ききった状態)から1段程度絞った値の間で設定します。
まだ明るく、オートフォーカスでピントが合わせられる場合は、一旦ピントを合わせてマニュアルフォーカスに切り替えます。
真っ暗でピントを合わせる対象がない場合は、無限大(∞)に合わせておきます。
この時、レンズに手などが触れると、ピントが変わってしまいますので、セロテープなどで固定することもオススメします。
ISO感度は出来れば、高感度設定(ISO1600)で撮影したいところですが、長時間露光のため、ノイズが発生する可能性が高いです。
ノイズが気にならない程度のISO感度に設定しましょう。
また、ノイズリダクションはONにされることをおすすめします。
コンパクトデジカメでも、同じアングルで撮影した写真を複数枚合成すれば、一眼レフで撮影したような写真が得られます。
合成するにはレタッチソフトが必要になりますが、フリーソフトでもいいものがたくさんありますので是非チャレンジしてみてください。
急激な環境の変化でホタルを観察出来る場所が年々減っています。
くれぐれもマナーを守って撮影を行って下さい。
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