星空の写真を綺麗に撮影する方法

昨夜、ふたご座流星群のピークだったそうです。今年は、オリオン座流星群や獅子座流星群も活発で、流星を見た方も多いのではないでしょうか？私も流星群の噂を聞くたびに撮影に行きましたが、数百枚撮った写真の中で、流星が写っていたのは2枚だけでした。しかし、なかなか満足出来る星空の写真は撮れないものです。
今回は満天に輝く星空をデジタル一眼レフカメラで綺麗に撮影する方法をご紹介します。

星空撮影で必要なもの

• 三脚

  真っ暗な空の微弱な光の星を撮影しますので、長時間の露光が必要です。そのためにはどうしても手持ちでの撮影は困難です。

• レリーズシャッター

  シャッターボタンを押す際にカメラがブレてしまうことがあります。また、長時間露光のBulb撮影を行いますので、レリーズシャッターも必要です。無い場合は、セルフタイマーを使用してもいいです。

• 予備バッテリー

  寒い冬の撮影ですと、バッテリーの消耗が早い※ですので、予備のバッテリーを持っていかれることもオススメします。
  ※過去記事「低い温度条件ではバッテリーの持ちが悪くなる」参照

星空撮影のカメラセッティング

デジタル一眼レフカメラの撮影モードは「マニュアル」に設定します。シャッタースピードはバルブ(Bulb)に設定。

レンズの絞りは、撮影する状況により変えますが、撮影する周りに光を放つものがなければ開放値(絞りを開ききった状態)から1段程度絞った値の間で設定します。絞りは、明るくするほど暗い星も写すことが可能となります。

オートフォーカスを解除してマニュアルフォーカスにし、ピントは無限大(∞)に合わせておきます。この時、レンズに手などが触れると、ピントが変わってしまいますので、セロテープなどで固定することもオススメします。

ISO感度は出来れば、高感度設定(ISO1600)で撮影したいところですが、長時間露光のため、ノイズが発生する可能性が高いです。ノイズが気にならない程度のISO感度に設定しましょう。また、ノイズリダクションはONにされることをおすすめします。

また、赤道儀という機械を使いますと、長時間露光でも星の軌道を追尾してくれますので、長時間露光で星を点の状態で撮影することが出来ます。

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これから、ますます空気が乾燥して星空が綺麗になっていきます。しっかりと防寒して素敵な星空写真を撮影して下さい。

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