Canon EOS Kiss X5、EOS 60Dの違いを比較してみる(価格・スペック)

昨年2010年の販売台数シェアNo.1に輝いた「Canon EOS Kiss X4」に新たにバリアングル液晶を採用した「Canon EOS Kiss X5」が今月から発売されました。
Canonで、バリアングル液晶モニターが採用されたデジタル一眼レフカメラは、「Canon EOS Kiss X5」で2モデル目となります。
Canonで、最初にバリアングル液晶モニターが採用されたのは昨年の10月に発売されました「Canon EOS 60D」です。
「Canon EOS 60D」はCanonが設定するミドルクラスの中でも廉価版として発売されました。
本日は、Canonのデジタル一眼レフカメラでバリアングル液晶モニターを搭載した2つのモデル「Canon EOS Kiss X5」と「Canon EOS 60D」との比較を行ってみたいと思います。

「X5」については、

• バリアングル液晶モニターとシーンインテリジェントオートを搭載したデジイチ

「60D」については、

• Canon初バリアングル(可動式)液晶モニター搭載のミドル機「EOS 60D」

もご覧ください。

以前、「X4」と「60D」の比較は行ったことがありますので、参考として

• Canon EOS 60D、Kiss X4 スペック・価格比較

もご覧ください。

同じバリアングル液晶を搭載したこの2モデル。
「X5」が発表された時からずっと比較してみたい機種同士でした。

価格・スペック比較表

	Canon EOS Kiss X5	Canon EOS 60D
発表時参考価格	90,000円	130,000円
amazon価格	[tmkm-amazon]B004MKNE4S[/tmkm-amazon]	[tmkm-amazon]B00410CI78[/tmkm-amazon]
発売日	2011年 3月 3日	2010年 9月18日

相違点まとめ

スペック差は断然「60D」

基本的なスペックを比較しますと、

• 連写撮影
• 連続撮影可能枚数
• シャッタースピード
• ファインダー倍率
• 撮影枚数

などで、ミドル機である「60D」が優れています。
また、ファインダーもミラーとプリズムとの違いが有ります。
当然ペンタプリズムの方が光学性能には優れますが、重量が重くなるというデメリットもあります。

「X5」と「60D」との最大の違いと言ってもいいのは、「防塵・防滴」性能の有無ではないでしょうか？
「60D」はミドル機では廉価版として発売されましたが、きっちりと「防塵・防滴」性能が備わっています。
そのため、多少の雨など撮影環境に依存せず幅広く撮影を楽しむことが出来ます。

価格差は1万円以内なら「60D」

本日(2011/3/23)現在で「X5」と「60D」の価格差は8,000円程度です。
8,000円ほど「60D」が高いわけですが、このスペック差で1万円を切る価格差ならば、私は「60D」の方が「買い」ではないかと思います。
ただし、「X5」は発売したばかりですし、これからさらに値下がりするものと思われます。
「60D」はわずかな変動はありますが、だいたい73,000円程度で推移するのではないでしょうか？
今後「X5」と「60D」との価格差が10,000円以上になることは十分予想できます。
こうなってきますと、スペック差と価格差を判断してどちらかに決めるのがいいと思います。

初心者の方には「X5」がおすすめ

初めてデジタル一眼レフカメラを購入される方でも、最初っから「60D」を選択されても全然いいと思います。
数多く使用してどんどん使用方法に慣れていけば問題ないのですが、あまり使用せずオートで綺麗な写真を撮りたいという方には「X5」の方がおすすめです。
「X5」には、新たに採用された「シーンインテリジェントオート」で撮影条件に合わせて自動でカメラのセッティングをしてくれるので綺麗な写真を簡単に撮ることが出来ます。
デジタル一眼レフカメラの操作に慣れている方は「60D」の方がいいかもしれません。

デジタル一眼レフカメラは予算と相談しながら選択されるといいと思いますが、CanonやNikonのように機種が多いメーカーですとほんとに迷いますよね。
でも、その迷っている時期が実は一番楽しかったりするのではないかなと思ったりもします。
じっくり吟味して、愛着のわくカメラを選んでください。

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