SD、SDHC、SDXC メモリーカードの違いとは？

最近のデジタルカメラはSD、SDHC、SDXC メモリーカード対応機種が増えてきました。
しかし、このSD、SDHC、SDXC メモリーカード、そもそもどのような違いがあるのでしょうか？
本日は、SD、SDHC、SDXC メモリーカードの特徴と違いについてまとめてみようと思います。

それぞれの特徴

SDメモリーカードの特徴

SDメモリーカードはコンパクトな形状で非常に扱いやすく、家電などで幅広く使用されるよう作られた記憶媒体です。
一般的なSDメモリーカードの最大容量は2GBです。
2GBを超える製品もありますが、基本的には規格外で一般的な製品では使用できないことが多いです。
SDメモリーカードはFAT16と呼ばれるファイルフォーマットを採用しているため、その規格上2GBが上限となります。
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SDHCメモリーカードの特徴

サイズはSDメモリーカードと全く一緒です。
SDHCとは「SD High Capacity」の頭文字を取ったものです。
その名の通り、SDメモリーカードよりも容量が大きくなっています。
デジタルカメラの高画素化や動画撮影などにより、容量がSDメモリーカードでは追いつかなくなり大容量化されたものです。
SDメモリーカードはファイルフォーマットにFAT16を採用していましたが、FAT32を採用することで最大32GBまでの大容量化が可能となりました。
上位互換性があるため、SDHC対応機器でSDメモリーカードを扱うことができますが、その逆は扱えません。
さらに、大容量化したことで、転送速度のクラス分けがされています。
Class 4などメモリーカードに記載されているものを見かけますが、これは最低転送速度4MB/secを保証するという意味です。
SDスピードクラスの種類は、Class 2,4,6,10の4種類です。
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SDXCメモリーカードの特徴

サイズは、SD、SDHCメモリーカードと全く一緒です。
SDXCとは「SD eXtended Capacity」の頭文字を取ったものです。
デジタルカメラの1000万画素以上の高画素化や動画がHD、フルHD化されるようになり、さらに大容量化が求められるようになってきました。
そこで、ファイルフォーマットにexFATと呼ばれる規格を採用し、さらに転送速度の高速化を行ったものがSDXCメモリーカードです。
SDXCメモリーカードの規格上の最大容量は2TB(理論上)で、将来的に転送速度が最大300MB/sまで可能になるそうです。
現在のところ64GBのSDXCメモリーカードあります。
こちらも上位互換性があるため、SDXC対応機器でSD、SDXCメモリーカードを扱うことができます。
パソコンや家電などでもまだまだ対応していない機種が多いですので注意が必要です。
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まとめ

SDメモリーカードは、デジタルカメラの進化と共に大容量化、転送速度の高速化が進んできました。
その進化の過程が、SD(最大容量2GB)　SDHC(最大容量32GB)、SDXC(最大容量2TB)ということになります。
注意しないといけない点は、上位互換性がありますので、SDXC対応機種であればどのカードでも使用出来ますが、その逆は使えないという点です。
ご自分のカメラがどのカードに対応しているのかしっかりと把握してメモリーカードは購入するようにしましょう。
最後に現在(2010/12/1現在)、SDXCメモリーカード対応のデジタル一眼カメラをまとめておきたいと思います。

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