液晶モニターの性能の見方と保護フィルムについて

デジタル一眼レフカメラの液晶モニターの性能はどのように見たらいいのでしょう。また、液晶保護フィルムが販売されていますが、必ず使用すべきなのでしょうか？

液晶モニターの性能の見方

液晶モニターの性能を見る上で重要なのは、大きさ(○型)と解像度(○万ドット)の数値です。
大きさは、少し前まで1.8～2型が主流でしたが、最近では2.5～2.7型が大半を占め、3.0型という非常に大きな液晶モニターも増えてきました。一方、解像度も約23万ドットのものが主流ですが、約4倍の表示密度を持つ約92万ドットのものも増えています。この92万ドットの高精細モニターは、3.0型のものに限られます。これは、同時に2.5～2.7型のモニターはすべて約23万ドットであることを意味しています。
より大きく、より解像度が高いものがより優れた液晶モニター、ということになりますが屋外での見やすさを左右する液晶モニターのバックライトの強さ、視野角の広さも重視した方がいいと思います。しかし、これらは数値で表現されるものではないので、カタログの仕様から判断することはできません。

液晶モニターに「保護フィルム」は必要か？

液晶モニターの視認性を重視するならば、液晶保護フィルターを使わないほうがいいのですが、持ち歩く際やカメラバッグに入れたときに生じる傷が気になるのであれば、液晶モニターを保護する保護フィルムはある程度の効果を発揮します。ただし、貼ると色が分かりにくくなる製品もあるので、貼る前と貼ったあとの見え方の違いを確認してから使う必要があります。
また、メーカーや製品によって品質に大きな開きがあります。耐衝撃性と高画質をうたう高価な製品から、実売価格で100円という安価な製品まで、さまざまな製品があります。やはり、カメラ用として販売されているもの、しかも使用する機種を指定している製品を選ぶのが望ましいと思います。
耐久性や描写性能を考慮するなら、ニコンの中級機以上に同梱されている「液晶モニターカバー」がベストと思われます。他メーカー製のデジタル一眼レフでは、暫定的な処置として保護フィルムを使用するといいでしょう。また、傷が増える前に定期的に交換することをおすすめします。
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