ファインダー視野率100%のカメラは凄い

デジタル一眼レフカメラで写真を撮る時、ファインダーを覗いて見える範囲が、実際に撮影した写真に写った範囲よりも小さいことに気づくと思います。この範囲の差がないものを「ファインダー視野率100%」のカメラといいます。
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ファインダー視野率とは？？

デジタル一眼レフで撮影した写真の画像データを隅々までチェックしてみると、ファインダーで見たものより周囲が少し多く写っていることに気づくと思います。これは、撮像素子に写る範囲よりもファインダーから見える範囲のほうが狭いために生じる誤差です。撮像素子に写る範囲を100%としたとき、ファインダーから見える範囲がどのくらいになるかを示したものを「ファインダー視野率」といいます。これが100%であれば、ファインダーで見た範囲がそのまま写ることを意味します。

視野率100%にするのは難しい

ファインダー視野率を100%にするには、高い技術と部品精度などが必要で、簡単には実現できません。ファインダー視野率100%の機種はプロ機や一部の上級機に限られ、多くのカメラは視野率90～98％になります。その中でも、低価格帯のミドル機でこの「ファインダー視野率100%」を達成したのがPENTAX K-7です。ファインダー視野率100％のカメラを量産するのはかなり高度な生産技術が要る、といわれているなかで実現した素晴らしいカメラだと思います。
何が何でもファインダー視野率100%のカメラ！ということでもないですが、ファインダーで覗いた範囲がそのまま画像として残るのはかなり気持ちがいいものではないでしょうか？
なお、ライブビュー撮影の場合は撮像素子が写すものがそのまま液晶モニターに表示されるので、写真の範囲が多めに写ることはありません。

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