フラッシュ使用時の絞り・シャッタースピード・ISOが与える影響について

先日の記事、
フラッシュを使用したときのデジタル一眼レフカメラの撮影方法
で、フラッシュ撮影時には、特に露出(絞り、シャッタースピード)やISO感度に配慮して最適な条件設定が必要と書きました。今回は絞り、シャッタースピード、ISO感度、以上3つのパラメータに着目して、ちょっとした実験を行ったのでそのレポートを記録したいと思います。撮影は蛍光灯だけが付く、夜のごく一般的な部屋です。
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絞りを変えたときの画像変化

撮影条件は、絞り以外は固定にし、絞りだけをF6.3～F9.6で変化させました。

シャッタースピード

1/10秒

ISO

200

下の写真がその結果です。ISO200だったためかシャッタースピード1/10秒と割と長めにも関わらず、どの絞り値(F値)でも全体的に暗めの写真になりました。絞りの振り幅も実験にしては遠慮してしまい、明るさの変化が少ないです。しかし、F6.3からF9.6に絞りを絞るほど若干ではありますが、暗くなっていく様子がわかります。

次に、「実験なので振り幅を大きくする」という反省を踏まえ、シャッタースピードの影響についてみてみました。

シャッタースピードを変えたときの画像変化

撮影条件は、シャッタースピード以外は固定にし、シャッタースピードだけを1/20～2秒で変化させました。

絞り

F5.6

ISO

200

今回は振り幅を大きくしたこともあってか、違いが一目瞭然ですね。シャッタースピードが長くなるほど、明るい画像になりました。この条件だと、シャッタースピード0.5秒ぐらいが一番、被写体のクッション、背景の明るさのバランスがよく最適な条件といえるのではないでしょうか。

次に、ISOの影響についてみてみました。

ISOを変えたときのフ画像変化

撮影条件は、ISO以外は固定にし、ISOだけを200～1600で変化させました。

絞り

F5.6

シャッタースピード

1/10秒

ISOが大きくなるほど、明るい画像になりました。この条件だと、ISO800がちょうどいいバランスの明るさではないでしょうか。また、ISO800とISO1600の明るさの違いがここまで大きいとは予想していませんでした。今回の実験ではISO1600でも目立ったノイズはなく綺麗な写真が取れました。ISO1600を採用すれば、もっとシャッター速度を速めることが出来、ブレの少ない写真になると思われます。

まとめ

今回は三脚を使用しましたが、シャッタースピードが1/40秒より長くなると手ぶれの心配があります。手持ちで撮影される際は、シャッタースピード1/40秒より短くし、絞りやISOで最適な設定条件を見つけて下さい。露出補正も積極的に取り入れることをオススメします。デジタル一眼レフカメラですので、気にせずジャンジャンとって最適な条件出しをして下さい。

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